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CT撮影による放射線被爆について

CT撮影による放射線被爆について

CT撮影で得られた画像は断層画像と言います。例えばレモンの輪切りを想像して下さい。スライスされたレモンの輪切りを光にかざして眺めた状態を断層と言います。その輪切りされたレモンの厚みが厚いほど、内部の構造が見えにくくなります。つまりスライス幅(輪切りの厚み)が薄いほど、内部の構造が手に取るように正確に映し出されるのです。医科用CTのスライス幅は、0.5mmと厚く、歯科の領域の診査・診断には不向きです。歯科用CTは、医科用の約1/5のスライス幅での撮影が可能となります。
あい歯科では、フランスのトロフィー社のCT撮影機を導入しております。このCT機は0.076mmと世界最小のスライス幅での撮影が可能で、歯周病による歯槽骨の吸収状態のような部位の診断に向いています。

 

実効線量による比較
CTやパノラマなどのX線撮影時、必ず放射線の被曝を受けます。広島や長崎の原爆の被爆者や、福島の原子力発電所事故で被害を受けた方々は、極端に医療用機器による被爆を嫌います。また、妊娠している方も被爆を避けたいと考えています。確かに放射線による不必要な被爆は避けるべきでしょう。しかし、X-ray画像による体の内部の情報が得られないままの医療行為は、目を閉じて治療を行っているのと同じことなのです。例えばインプラント治療を行う場合、診査・診断や手術後の確認のために、何回かCTやパノラマX-ray写真を撮影します。これは、正確で安全な医療行為を行う上で必要な撮影なのです。
一般の方々は、放射線被爆はレントゲン撮影や原子力発電所を想像しますが、実は我々が日常の生活を行うだけでも年間2.4mSVの被爆を受けています。また飛行機での移動でも被爆を受けているのです(上図を参照)。我々が自然界に生きていく上で、被ばくは避けられないのも事実であり、健常者の場合それに対しての弊害はないのです。しかし、放射線被爆を容認しているわけではなく、医療行為による必要な被爆は可及的に少ない方が良いと我々も考えております。
あい歯科で導入しているトレフィー社のCT撮影機は、範囲を限定して撮影することが可能で、1回あたりの被曝量も、他のメーカーのものや医科用のものと比較しても世界最小レベルです。